シニア100人に調査したところ、賃貸と回答した45人のうち、14人が持ち家から住み替えたという。70代の男性は築70年の実家を手放して、家賃10万円の公団住宅に転居した。76歳の男性は家族が減ったのを機に分譲マンションから公団住宅に住み替えた。マンションを売却したことでローン・固定資産税などの支払いがなくなり、部屋を狭くしたので支出を半分ほどの減らすことに成功した。年金とアルバイトで得た収入でゴルフなどアクティブな日々を過ごしている。鎌倉で16年そば店を営んできた田村さん夫妻(77)は去年に千葉・いすみ市の古民家を購入して賃貸から持ち家に住み替え。鎌倉の店は家賃が40万円、生活費が30万円かかり、月25万円の年金では45万円の赤字となっていた。店の売上で赤字を埋め続けることに不安を感じ、築50年の母屋(6LDK)と築70年の倉庫を450万円で一括購入。独学で半年かけてリフォームした。約1000万円の修繕費をかけて店を新規開店したが、出費が固定資産税など3000円になったので年金だけでやりくりできるという。店は近所の人で賑わっている。
シニアにとって持ち家と賃貸はどちらがお得なのか?ファイナンシャルプランナー・飯村久美さんに東京の平均的な65歳の夫婦で試算してもらった。戸建てでローンは完済。貯蓄は1700万円、年金は月25万円。支出は月28万円で月3万円の赤字となるため、90歳で貯蓄が無くなる。持ち家を2000万円で売却し、家賃10万円の賃貸に住み替えた場合は88歳で貯蓄が無くなる。不動産市況などにより違いはあるが、持ち家に軍配が上がった。施設に入居したい場合は持ち家を売却して入居金にあてることもできるため、その部分の安心感は持ち家の方があるという。
シニアにとって持ち家と賃貸はどちらがお得なのか?ファイナンシャルプランナー・飯村久美さんに東京の平均的な65歳の夫婦で試算してもらった。戸建てでローンは完済。貯蓄は1700万円、年金は月25万円。支出は月28万円で月3万円の赤字となるため、90歳で貯蓄が無くなる。持ち家を2000万円で売却し、家賃10万円の賃貸に住み替えた場合は88歳で貯蓄が無くなる。不動産市況などにより違いはあるが、持ち家に軍配が上がった。施設に入居したい場合は持ち家を売却して入居金にあてることもできるため、その部分の安心感は持ち家の方があるという。
