千葉・いすみ市〜大多喜町を結ぶいすみ鉄道は、ことし10月4日に列車が脱線する事故があり、その後2か月以上にわたって全線で運休が続いている。いすみ鉄道は当初10月中の運転再開を目指すとしていたが、枕木の劣化などが複数の場所で確認されたため、大がかりな修繕が必要だとして、再開の時期は先延ばしになっていた。きょう、いすみ鉄道は「運休期間の長期化について」とする文章をホームページ上で発表。この中では「運休が続いていることをおわびする」としたうえで、「これまで以上に安全を確保するため、必要な整備などを進めているが、復旧期間の長期化が見込まれ現段階では再開の見通しをお知らせできない状況」としている。運休の長期化を受けて、沿線の高校の生徒など利用者の需要に対応するため、平日午後に運行している代行バスの台数をきょうから増やしていて、年明け以降も利用状況を見ながら見直していくとしている。