連続テレビ小説「ブギウギ」で小林紗夜を演じた富田望生さん。福島県いわき市出身で東日本大震災の後、避難のため故郷を離れた。富田さんは初めての主演が決まった映画の撮影に向けて準備を進めている。東日本大震災が起きた時小学5年生だった富田さんは家が半壊し東京へ避難。しばらくは故郷を捨てたと思われているかもしれないと罪悪感を抱き続けていたという。東京では俳優を目指し養成所に通った。中学3年生のときに映画に始めて出演して以降数々のドラマや映画で活躍を続けている。どういう思いで活動していこうと思ったのかを問われると「テレビに出ていたら私を思い出してくれるんじゃないか」などと答えた。今も年に数回は福島に帰るという富田さん。震災前にお世話になっていた家を訪ねたとき”みんな応援してるんだよ”などと言ってもらえたことが嬉しかったなどと話した。