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「うごきません。」 のテレビ露出情報

パンどろぼうの作者が高知県在住の柴田ケイコさん。ちょうどよいユーモアが子どもたちのツボのようでその画材はアクリル絵の具とオイルパステル。オイルパステルの使い方に独特なタッチを生む秘密が隠されている。柴田さんは背景の色は単色にするのが好きではないと答え、わざとオイルパステルの芯先に色を付けてあえていろいろな色を生み出している。また木の色も好きな色で描いていく。また製図で使用するペンの芯を爪楊枝にしてそれでひっかいた部分で木を表現。子どものように色で遊びながら楽しみながら作っていく。東京・練馬区のわらべうた 練馬高野台保育園ではパンどろぼうは読み聞かせの定番だという。他の絵本と少し違う読み聞かせをしているというが、昔話の場合では子どもたちは静かに聞き入るので話がどんどん先に進む。しかしパンどろぼうの場合ではこどもたちと自然に会話が生まれるという。一冊読むのに時間がかかる理由に宮崎詞美さんはコレクション絵本というタイプの絵本で一つのテーマに絞り美味しいものや子どもたちの大好きなおもちゃなど、大切なものを1ページに構成しているという。さらに視線がとまるのには横書きの文字の場合は左から右へ目の流れる方向と同様にイラストレーションも流れ、パンどろぼうは奥から手前へいく道筋の中で画面の中で旅をしていくような構成になっているという。曲線によって奥行きを強調し道中にもカラフルな木々や気になるキャラをおく。それによって視線が奥にまで誘導され1ページの滞在時間が長くなるという。
構図に特徴があるのは柴田さんの異色な経歴に関係している。絵本を描く前にイラストレーターやグラフィックデザイナーをしていたという。大学でグラフィックデザインを学び、卒業後はイラストやデザイン関係の仕事をしていたという柴田さんは、構図を飽きさせないように絵を配置するのは前職のノウハウがいかされている。またそのモデルになったパン屋のchimneyはパンどろぼうのパン屋のように可愛らしいパンが並ぶ。その店主の宮本さんは長年柴田さんとは友人関係にあるという。その絵本の中にはこのパン屋に並ぶご当地パンや亀の形をしたメロンパンなどが登場する。逆に宮本さんがパンどろぼうを参考に作ったパンも。絵本の題材はいつも柴田さんの身の回りにある大好きなもので、食べ物では柴田さんの好物ばかりを描いた絵本や、動物も大好きで、高知県立のいち動物公園のハシビロコウを絵本に登場させた。パンも大好きで愛情込めて描いているという。

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