2024年3月16日放送 22:00 - 22:30 テレビ東京

新美の巨人たち
【大ヒット絵本「パンどろぼう」大人も魅かれる秘密】

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オープニング

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新美の巨人たち
大人も子供もハマる!ベストセラー絵本「パンどろぼう」

高知県立のいち動物公園は動物の自然に近い姿をみることのできる動物園。しずちゃんがは絵本作家としての顔も持っていてパンどろぼうは今最も気になる作品だという。作者の描いた絵が園内のトンネルに描かれる。両方の壁に長さ8mもの巨大なパネルが。園で飼育されている動物を中心に40種ほどが描かれている。その作者の絵本「パンどろぼう」はパンを愛するあまり、盗んで食べてしまうどろぼうが主人公の物語。ある日、パンどろぼうは世界一美味しいという森のパン屋さんを発見し、いつものようにお店に忍び込んでささっとパンを大胆にお目当てのパンを盗んでしまう。しかしそのパンを食べてみるとまずいと一言。その展開にしずちゃんは衝撃をうけたという。パンどろぼうの魅力の一つは主人公の表情。この絵本は面白いだけでなく、独特なタッチで焼き立ての香りまで伝わってきそうなパンを絵で表現している。作者が好んで使うある画材がこのタッチを生み出す鍵になっているという。

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このおにすきすきどんどんパンどろぼう高知県立のいち動物公園

パンどろぼうの作者が高知県在住の柴田ケイコさん。ちょうどよいユーモアが子どもたちのツボのようでその画材はアクリル絵の具とオイルパステル。オイルパステルの使い方に独特なタッチを生む秘密が隠されている。柴田さんは背景の色は単色にするのが好きではないと答え、わざとオイルパステルの芯先に色を付けてあえていろいろな色を生み出している。また木の色も好きな色で描いていく。また製図で使用するペンの芯を爪楊枝にしてそれでひっかいた部分で木を表現。子どものように色で遊びながら楽しみながら作っていく。東京・練馬区のわらべうた 練馬高野台保育園ではパンどろぼうは読み聞かせの定番だという。他の絵本と少し違う読み聞かせをしているというが、昔話の場合では子どもたちは静かに聞き入るので話がどんどん先に進む。しかしパンどろぼうの場合ではこどもたちと自然に会話が生まれるという。一冊読むのに時間がかかる理由に宮崎詞美さんはコレクション絵本というタイプの絵本で一つのテーマに絞り美味しいものや子どもたちの大好きなおもちゃなど、大切なものを1ページに構成しているという。さらに視線がとまるのには横書きの文字の場合は左から右へ目の流れる方向と同様にイラストレーションも流れ、パンどろぼうは奥から手前へいく道筋の中で画面の中で旅をしていくような構成になっているという。曲線によって奥行きを強調し道中にもカラフルな木々や気になるキャラをおく。それによって視線が奥にまで誘導され1ページの滞在時間が長くなるという。

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わらべうた 練馬高野台保育園スイミーパンどろぼうレオ・レオニ練馬区(東京)

構図に特徴があるのは柴田さんの異色な経歴に関係している。絵本を描く前にイラストレーターやグラフィックデザイナーをしていたという。大学でグラフィックデザインを学び、卒業後はイラストやデザイン関係の仕事をしていたという柴田さんは、構図を飽きさせないように絵を配置するのは前職のノウハウがいかされている。またそのモデルになったパン屋のchimneyはパンどろぼうのパン屋のように可愛らしいパンが並ぶ。その店主の宮本さんは長年柴田さんとは友人関係にあるという。その絵本の中にはこのパン屋に並ぶご当地パンや亀の形をしたメロンパンなどが登場する。逆に宮本さんがパンどろぼうを参考に作ったパンも。絵本の題材はいつも柴田さんの身の回りにある大好きなもので、食べ物では柴田さんの好物ばかりを描いた絵本や、動物も大好きで、高知県立のいち動物公園のハシビロコウを絵本に登場させた。パンも大好きで愛情込めて描いているという。

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国民的人気をほこってきたパンのキャラクターといえばアンパンマン。まるくてパッチリお目々な正義の味方が活躍する物語だがバンどろぼうとは決定的な違いがあるという。かつては丸いフォルムが子どもたちに受けていたがパンどろぼうの場合はフォルムが四角形で目つきが鋭く、不思議なキャラだという。ミッフィーやハローキティも全体的に姿が丸く安心感を与えてくれる。さらにパンどろぼうは性格も尖っていて、盗んだパンがとてもまずかったパンどろぼうはそのパンをもって店主に文句をつける。しかし心優しいパン屋にお詫びしてパン職人になる。その後シリーズを通し皆を幸せにするパンを作っていく。見た目の中身もありのままだからこそ大人も応援したくなり愛着が湧いてくるという。柴田さんが絵本を描き始めたのも親として感じ始めた事を伝えたかったからだという。その第一作がめがねこ。自分の息子が3歳でめがねを掛けなければいけないほど弱視になってしまい、その時に親の自分がショックをうけいろいろな不安が募ったという。そこでメガネの絵本を作ろうと考え、子育てが落ち着いた頃にあらゆる困りごとに応えるねこのメガネ屋さんの話を描いた。柴田さんはきっと同じ境遇の保護者もいるはずだと思い、メガネはそんな悪いものではないと思ってほしいと伝えた。

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柴田さんはプロットをもとにパンどろぼうの新作を描いていた。新たにユニークなキャラも登場するという。

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パンどろぼう
(エンディング)
次回予告

新美の巨人たちの次回予告。

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