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「おいしい防災塾」 のテレビ露出情報

子どもたちが楽しそうに作っているのはお菓子が入った田作りのバッグ。その名も「防災お菓子ポシェット」。災害時に避難所で食べることを想定して作られている。考案したのは神戸市に住む西谷真弓さん。9年前からおもに小学校や幼稚園などで防災講座を企画してきた。災害時の備えとして避難所で子どもたちの心と楽しませることができるお菓子を活用してほしいと伝えている。西谷さんが活動を始めたのは30年前の阪神・淡路大震災がきっかけだった。避難生活が長引き子どもたちが自由に過ごすことができない雰囲気があったという。どうすれば子どもたちがストレスなく過ごせるか、当時西谷さんは子どもの頃から大好きだった駄菓子屋を避難所で開こうと考えた。中古のトラックにお菓子を詰め込み避難所に出向くと、子どもたちに元気が戻っていったという。その後、「いざという時のためにお菓子を備えてほしい」との思いで考えたのが「防災お菓子ポシェット」。肩紐部分にはラムネ、ポシェット内にはスナック菓子など1日分の非常食が入っている。中にいれるお菓子を選ぶポイントの1つ目は、チョコレートや飴玉など溶ける可能性のあるものは入れないこと。2つ目は周りの人に配慮しにおいのあるものは避ける。3つ目は腹持ちの良いものを選ぶこと。阪神・淡路大震災から30年の今年1月17日に訪れたのは神戸市長田区の小学校。西谷さんは地震後に起こる火災の防ぎ方を教えた。いよいよ子どもたちが待ちに待ったポシェット作り。西谷さんはこのポシェットを作る意味について「避難所で寂しいなと思った時に笑顔のお守りになるということと、災害があった時に持っていくために作る」と伝えた。大切にしているのは自分で作り上げること。そしてすぐに食べずに家で保管してもらうこと。自分で作ったものを身近に置いておくことで、お菓子を見るたびに災害への意識を持ってほしいという願いが込められている。この日は子どもたちの親や祖父母も一緒にポシェットを作った。西谷さんは「このポシェットが家族と日頃の備えについて考えるきっかけになれば」と話す。

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