アメリカ・ニューヨークで去年5月から開業したおにぎり屋台「musubin’」。現在は8種類のおにぎりを販売中で、人気のサーモンや明太子は1個6ドル。約900円NYではお手頃価格だという。お店を立ち上げた加藤さんは、元々東京の警備会社で研究職をしていた。会社員時代に企業留学先のNYで「高くて美味しくないおにぎり」を食べたことがきっかけで起業したという。会社を辞めることに心配はあったというが、日本はまだまだ薄利多売だといい海外の方がチャンスがあると話した。大変なのは、同業者との場所取り合戦。NYのフードトラック業界は、エジプト人コミュニティを中心に回っている。新参者が突然店を構えれば、トラブルに発展する可能性もあるという。加藤さんは、エジプト人の友人とタッグを組みコミュニティに入っていくことでポジションを獲得したという。加藤さんは「おにぎりをNYのスタンダードに」という大きな夢を追っている。