小中高生の自殺者数が過去最多を更新する中、新学期が始まるのを前に、安心できる居場所を作る新たな取り組みが始まっている。電話やSNSを通じて子どもからの悩み相談が絶え間なく寄せられているのは、子どもの自殺対策に取り組む団体、自殺対策支援センター・ライフリンク。自殺対策支援センター・ライフリンク・清水康之代表は「春休みは子ども、若者からの相談が増える傾向がある」などと説明する。厚労省によると、去年1年間の自殺者数は1万9188人と過去最小を更新したが、小中高生については538人で過去最多。新学期が始まった後の5月と夏休み明けの9月に増加していて、ある課題が浮き彫りになっている。半数以上の相談に応えることができないため、オンライン上で子どもたちの居場所となるサイト「かくれてしまえばいいのです」を新たに開設した。このサイトでは、匿名で思いを書き込み、同じ悩みを持つ人の言葉に触れることなどが可能。1日あたりのアクセス数は3万超。大事なのは、子どもの居場所を用意するだけでなく、声なき声に身近な大人が耳を澄ませることだと訴える。
