2025年は生成AIのさらなる発展が予想されている。その最前線を追った。約1年前に公開された映画「死が美しいなんて誰が言った」は、全編に渡り生成AIで制作され話題になった。映画を制作した中島良監督の元を訪れ、生成AIの実力を見せてもらった。お寿司を食べる桝田アナの映像がAIの手にかかるとすぐにアニメーション化することができる。この後欠かせないのが人の手による修正。写真をAIで加工すると、顔はそのままに衣装を次々とチェンジ。生成AIを使うと早ければ約15秒で静止画を動画にしてくれるという。AIにテキストで打ち込むことで指示をしている。桝田アナをモデルにオリジナルのファンタジー映像を作ってもらった。約2時間で映像が完成。今年公開予定の映画「ジェネレイドスコープ」は、映像も音声も全て生成AIで制作しているという。映画は3本のオムニバス形式。これまでに十数本の実写映画を手掛けてきた映画監督の山口ヒロキさん。AI制作のメリットについて、予算や技術の都合で諦めていたような表現ができるようになったという。さらに注目は、AIが生み出すキャラクターの声や音楽。生成AIを使えば、たった1人でも映画を作ることができる。
AIの活躍で、映像制作スタッフの仕事が奪われる事態にはならないのか。TVアニメなどを制作する会社で話を聞いた。川上さんは「アシストツールとして生成AIを使うことで、人材不足もある程度補う形だったりとか解消」などと話した。川上さんの会社が、PVのアニメ部分を作成。実写をアニメ化するAIを使ったという。5秒位のダンスシーンは、普通に作ると全部の工程が1~2週間ぐらいかかるが、AIを使用すると修正作業を入れても約8時間で完成できたという。アニメ業界は人手不足で、AIは渡りに船だという。
ダウンロード数100万を突破する人気のAIアプリ「Cotomo」。単純な受け答えだけでなく、悩み相談や人気芸人かまいたちとも会話可能。2人の声を録音し、AIが学習して生成している。開発会社は、今後も様々なタレントとのコラボを考えているという。その一方で生成AIで作った声の使用について、声優などの声を無断で使うようなことは決してせずに、そういったことをケアされている団体と一緒に協力して正しく使われていくように努めたいという。最近、生成AIを使い無断で作った声優などの音声がSNSに投稿され大きな問題になっている。緒方恵美さんは「決め台詞は百歩譲っていいとしてしゃべりましたといっても、それは私の心が動いて言葉になったものではないので、それは私の言葉と言ってほしくないし言いたくないし違うものだと思う」「声も権利の一つ。無断で使われるということに対しては何らかの整備をしていただきたい」などと語った。
AIの活躍で、映像制作スタッフの仕事が奪われる事態にはならないのか。TVアニメなどを制作する会社で話を聞いた。川上さんは「アシストツールとして生成AIを使うことで、人材不足もある程度補う形だったりとか解消」などと話した。川上さんの会社が、PVのアニメ部分を作成。実写をアニメ化するAIを使ったという。5秒位のダンスシーンは、普通に作ると全部の工程が1~2週間ぐらいかかるが、AIを使用すると修正作業を入れても約8時間で完成できたという。アニメ業界は人手不足で、AIは渡りに船だという。
ダウンロード数100万を突破する人気のAIアプリ「Cotomo」。単純な受け答えだけでなく、悩み相談や人気芸人かまいたちとも会話可能。2人の声を録音し、AIが学習して生成している。開発会社は、今後も様々なタレントとのコラボを考えているという。その一方で生成AIで作った声の使用について、声優などの声を無断で使うようなことは決してせずに、そういったことをケアされている団体と一緒に協力して正しく使われていくように努めたいという。最近、生成AIを使い無断で作った声優などの音声がSNSに投稿され大きな問題になっている。緒方恵美さんは「決め台詞は百歩譲っていいとしてしゃべりましたといっても、それは私の心が動いて言葉になったものではないので、それは私の言葉と言ってほしくないし言いたくないし違うものだと思う」「声も権利の一つ。無断で使われるということに対しては何らかの整備をしていただきたい」などと語った。