国立がん研究センター・若尾文彦さんがスタジオゲスト。総務省の調査によると毎日インターネットを利用する方が9割。60代でも8割、70代でも6割の方が使っている。医療が入院から外来に移って、自宅という医療者のいないところで不安を抱えながらネット検索に頼ってしまうという方がいることが大きな課題となっている。若尾医師によると一番最初に知ってもらいたいことは標準治療で、しっかりと科学的に有効性安全性が確認された一番いい治療法。厚労省が承認したうえで保険の適用になっている。それ以外の方法は臨床研究、治験、あるいは厚労省が進める先進医療。効果があるかなどを確認して効果があると確認されたものは標準治療になっていく。インターネットで治療法を検索する問にどのような点に気をつけたら良いのか、若尾さんが監修した架空のホームページで説明をする。本になっているから凄い治療だと思わないでいただきたいなど、注意点を説明した。医療の広告については今年、国もガイドラインを厳格化するなど対応を進めている。しかし、取材を進めると最悪の事態に至ったケースがあることも見えてきた。