パンパンとリズミカルに張扇を使い、独特な語りで物語を読んで聞かせる伝統話芸講談。今、講談の世界で密かに注目されているという講談師・一龍斎貞奈さん。2015年に講談の世界に飛び込み芸歴9年目。前職ナレーターという経歴の持ち主。悩みは講談師の仕事をしていると言うと講談社の人だと思われることだという。古典的な話芸である講談だが、知らない人も多く、難しいイメージがあるとのこと。そこで講談の魅力を発信しようと新しい取り組みをしている。花を生ける人の横で喋ったり、オペラの語り部をしたりと異分野と積極的にコラボ。伝統にとらわれない自由度の高い講談が貞奈さんの特徴。貞奈さんは3月に浅草で講談会に出演予定。