北海道西興部村からエゾシカを使った料理、皮を使ったクラフト作品を紹介する。自然豊かな西興部村ではエゾシカが増えすぎないようにハンターたちが活躍している。夫婦でハンターをしている伊吾田さんは「いただいた命は全て利用させていただく」ということを大切なモットーとし順平さんは解体と料理、良子さんは皮などのクラフト製品を制作している。鹿の皮は皮のカシミヤとよばれ上質だが日本では傷があったり量が取れないことから活用されずにいた。なめす作業は約1ヶ月半かかり、ヘラかけの台に霧吹きし湿られた皮を被せ繊維をほぐしていく。エゾシカの肉の味付けは、塩コショウでシンプルに。肉はおととい獲ったシカのものだという。大河内はエゾシカ肉を試食し、柔らかく、脂がたっぷりで、旨味がすごいなどと話した。シカのホルモンは、プリプリした食感で、臭みは感じられないという。いかに早く処理するかが美味しく食べられるコツだという。伊吾田さんは、おいしいシカ肉を食べてもらって、人間とシカの間で、地域で何が起きているかを考えるきっかけにしてもらいたいなどと話した。