きのうまでの1か月間の選挙関連のSNSの投稿の推移を見ると、「外国人」が「消費税」や「コメ」を大きく上回っていることがわかった。SNSで外国人に関する投稿が増えているが、中には誤っていると指摘される情報もある。複数のNGOは8日、緊急の共同声明で「外国人がスケープゴートとされている」などと訴えた。公示からきのうまでに公開された参院選関連の動画の再生回数は約8900万回と、3年前と比べて3倍以上になっている。ある動画では、こども家庭庁の予算7兆円があれば1人出産1000万円が支給できるとしている。こども家庭庁は、現実的ではないと否定している。東京大学の鳥海教授は、動画で誤った情報に興味を持ってしまうと訂正情報になかなかたどり着けなくなることを知ったうえで情報に接することが必要と指摘した。