日本維新の会の前原誠司さんの質問。冒頭、拉致被害者の有本恵子さんの父親の明弘さんが亡くなったことについて触れた。次に、維新が求める教育無償化について、前原さんは来年度から所得制限を撤廃する意思があるのかなどを尋ねた。石破総理は「現在、自民・公明・維新の3党で議論が続けられており、協議が整えば実現をさせたいと考えています」などと回答した。また、石破総理は幼児保育の無償化について、「こども未来戦略に基づき、こども誰でも通園制度の設立、保育所などにおける職員配置の改善などを着実にしていきたいと考えており、保育料が高いことが原因で預けられないことがないよう環境整備を進めるべきという指摘を重く受け止めています」と回答した。高等教育の無償化について、前原さんは「学力など要件を満たす学生は無償化にするべきでは」と主張。石破総理は「政党間で協議をしており、今国会で提出している関連法案を早期に成立させたいと考えています」などと回答した。前原さんは、これらの協議について、骨太の方針策定に盛り込むよう求めている。また、社会保険料について、前原さんは年収の壁撤廃を求め、社会保険料を下げる突破口としてOTC類似薬の保険適用除外など見直しを提案している。石破総理は「問題意識は共有しており、保険給付の見直しなどを含めた課題を解決することは重要で、政党間協議が整えば令和8年度から具体的措置を実行するなど、社会保障改革実現に向けた政党間の協議を設けるよう党に指示したい考えです」などと話した。