東京・豊島区のおにぎり専門店「ぼんご」には開店前から約100人の行列ができていた。先頭の男性は開店時間は午前11時30分だが9時から並んでいるそうだ。こちらのお店では最大6時間待ちもあるとか。都内ではおにぎり専門店の出店が急増中で、この1年で出店した店は50店舗以上。わざわざお店に食べに行く理由は「中身の具がおいしい」「ふんわりしている」など。今回は人気のお店で絶品おにぎりを生み出す匠の技をウォッチング。「おにぎり浅草宿六」の店内には海外からのお客さんの姿も。一番人気は鮭で、割るとごはんが崩れるほどふわふわなおにぎりだった。握る秘訣は「熱々のご飯で手を抜くのがふわふわおにぎりの秘訣」とのこと。ごはんをほぐして具を真ん中に置き、ごはんで具を覆い塩を手につけ軽く3度握って海苔を巻いて完成。握りすぎず手を抜くことが大事だという。熱いとごはんはくっつきやすく無駄な力が入らなくてすむそうだ。また仕込みにも匠の技があり、お米の研ぎはすすぐ程度でOKとのこと。40分吸水させ、焚く前に氷を入れることでお米を焦がさず長時間火にかけられ、甘みの強いごはんが炊きあがるそうだ。炊きあがったごはんはできるだけかき混ぜない。東京・文京区の「おにぎりカフェ利さく」でも家庭のおにぎりが格段にレベルアップする匠の技があった。