虻ちゃんのこれからベタ旅で大宮公園駅にある大宮盆栽村を訪れた。毎年GWに開催される大盆栽まつりは、海外からも多くの盆栽愛好家が集まる一大イベントだという。大宮盆栽村は都市景観100選にも選出されている。関東大震災で被災した都内の盆栽業者が大宮に移り住み、地場産業に定着。盆栽町という町名になった辺りには6つの盆栽園があり、それぞれの園主こだわりの盆栽を楽しむことができるという。
虻ちゃんが訪れたのは藤樹園。約2000点以上の盆栽が展示されている。盆栽は、松柏盆栽と雑木盆栽の2種類に別れているという。廣田さんに葉がなく枝だけになったカエデを見せてもらった。枝が細かくほぐれている様子を見るのが盆栽の醍醐味だという。枯れた幹と生きている幹が共存し、生と死の世界を表現している真柏という木を紹介した。盆栽とは見た目の美しさだけでなく、メッセージ性を込めた芸術作品でもあるという。「藤樹園で値段が高いのはどっち？A.五葉松、B.黒松」というクイズが出題された。正解は「B.黒松」。藤樹園では、盆栽体験などのワークショップも行っている。さいたま市で出生した家庭に盆栽をプレゼントしているなどの活動もしているという。