すなば珈琲を創業した村上和良さんは、経営していた居酒屋を150万円で改装し開業した。スタバ襲来に対してすなば珈琲は秘策として大ピンチキャンペーンを仕掛けた。期間中、スタバのレシートを提示するとブレンドコーヒーを半額、スタバよりまずかったと言う人には無料で提供した。この強者と弱者の対立を全面に出した自虐キャンペーンが話題となる。さらに、鳥取県の平井知事が大勢のマスコミを引き連れすなば珈琲にも来店した。この時、スタバ騒動も相まって鳥取県全体にもたらした広告効果は34億円になったという。さらにこの年は、鳥取市のコーヒー支出額が日本一となった。その後すなばコーヒーは鳥取県の観光認知度で、鳥取砂丘、水木しげるロード、大山に次ぐ4位に選出された。