きょうのテーマは「北斎グレートウェーブ」。今月、20年ぶりに発行された新紙幣の千円札の図柄に葛飾北斎の木版画作品の巨大な波が採用された。東京・墨田区にあるすみだ北斎美術館で現在開催中の特別展「北斎グレートウェーブインパクト−神奈川沖浪裏の誕生と軌跡−」で、新千円札に描かれた波の誕生の秘密を展示している。すみだ北斎美術館学芸員・奥田敦子さんが案内。今回は波の進化を調査。「冨嶽三十六景神奈川沖浪裏」を紹介。迫力を出すため、北斎はいくつもの仕掛けを施していた。鮮魚を江戸にいち早く届けるための高速艇・押送船が3艘描かれていて、波が円を描くよう盛り上がっていて、視線が富士山に誘導されるような構図になっている。北斎が70代の時にこの絵が発表された。50年に渡る“研鑽の歴史”をたどる。
葛飾北斎は20代、海外の技法を取り入れ西洋風北斎が誕生。「新板浮絵浦島龍宮入の図」は遠近を強調した作品。平面的だった人物画に比べると、画風は西洋画の影響で一気に立体的になった。北斎が書いた絵の手本書「『北斎漫画』三編三ツわりの法」には透視図法、線遠近法がまとめられている。西洋画の理論をよく理解し、自らの表現に取り入れた。
葛飾北斎は20代、海外の技法を取り入れ西洋風北斎が誕生。「新板浮絵浦島龍宮入の図」は遠近を強調した作品。平面的だった人物画に比べると、画風は西洋画の影響で一気に立体的になった。北斎が書いた絵の手本書「『北斎漫画』三編三ツわりの法」には透視図法、線遠近法がまとめられている。西洋画の理論をよく理解し、自らの表現に取り入れた。
住所: 東京都墨田区亀沢2-7
URL: http://hokusai-museum.jp/
URL: http://hokusai-museum.jp/