能登半島地震から1年。東京・墨田区にある「すみだ水族館」を散歩するペンギンたち。このペンギンたちは能登半島地震で被害に遭った「のとじま水族館」から避難してきた。地震で水槽の設備が破損し、ペンギン・イルカ・カワウソたちは全国9か所の水族館などに避難を余儀なくされた。中でも水族館を盛り上げてきたイルカの5頭が戻ってくることになった。飼育員の釘宮ひなたさんは相棒のイルカ・ニコちゃんと9か月以上会えていない。イルカたちがのとじま水族館に戻るのは12月5日。釘宮さんたちはその日に向けて準備を開始。釘宮さんはイルカをプールに戻した後に体調に異変がないかを確認する重要な役割を担当することになった。そして迎えた移送当日。今回の移送距離は約580km・9時間程かかるため、道中ではこまめに体調をチェックしていた。そして午後5時過ぎにトラックが到着。しかし大型トラックが入れるのは駐車場までなので、プールの手前までの約600mは軽トラックで運ぶ。振動で驚かさないようにゆっくりと走行し、すぐ隣には飼育員が付き添った。そしてプールがある建物に入ると、6人がかりで担架を持ち階段を上る。プールでは釘宮さんが待ち構えていた。ここからが釘宮さんの大事な役目が待っている。
住所: 東京都墨田区押上1-1-2
URL: https://www.sumida-aquarium.com
URL: https://www.sumida-aquarium.com