小・中学生の不登校の人数は年々増え続け、コロナ禍の中で急増した。孤立や孤独は、不登校にも繋がりやすいと言われている。子どもたちの不安にどう向き合うかある中学校の保健の授業を取材した。石塚里沙さんは今、子どもたちに向き合う力を培おうと1年間研修制度を利用し大学に通い、若者のメンタルヘルスを学んでいる。石塚さんは自殺対策などを研究する教授のもとで、専門的知識を得たいと考えた。学び始めて半年、石塚さんは勤務する学校で授業を行った。テーマはひとりぼっちでも前向きな考え方ができるようにすること。そして人との関係の作り方。授業を受けた男子生徒は「相手がどのように感じるかとか、考えたりするのが少し難しかったけど、自分の話しに共感とかしてもらえた時の嬉しさが大きく、コミュニケーションが大事だと思った」などと話した。女子生徒は「みんな違う価値観で生きてるからうまく付き合っていくのがいいと思った」などと話した。石塚さんは「なにかちょっとでも変わるところがあればいい」などと話した。