先月27日写真集「吉永小百合」を発売した俳優吉永小百合さんがインタビューに応じた。写真集は30年前に出したものを再編、去年亡くなった篠山紀信さんが1972~1995年に撮影したものから吉永さんがセレクトした。篠山さんの撮影について「他カメラマンとは全然違う、耳元に来てこちょこちょとおっしゃると魔法にかけられたように乗ってしまうところがあった」とした。篠山さんはかつて巨匠節で「なぜか私のカメラの前に立つとあやしげになっちゃう。本当にこの世のものとは思えなくなっちゃう」と話していた。写真集の中で思い出深い一枚は雪の中鶴を背景に白い着物で撮ったもの。市川崑監督の「つる -鶴-」では篠山さんがスチール担当、撮影した新潟・長岡には鶴がおらず撮影終了後北海道へ行き鶴を模した格好で近づくと鶴は逃げずに一緒にいて興奮して撮った写真ということ。これまで吉永さんが出演した映画すべてのスチール写真が収められ軌跡を辿ることができるが小学校卒業文集の作文も収められている。14歳の銀幕デビューから124作に出演、吉永さんにとっての俳優は「私自身は1人だけど俳優は他の人になれるっていうこと、120人以上の人生を歩く、そういうことができる仕事はやっぱり面白い。演じる役を好きにならないと演じられないので好きな人を演じるというところが自分の一番の特徴、嫌な人だと思いながら演じられるようになると本当のプロだがなかなかいけない。不器用なんだと思う」などとし、憧れの人を明かした。
