なると金時はほくほくとした食感と甘味が特徴で徳島県が年間1万8000トン余を出荷する特産品。この内およそ3割を生産する最大の産地、鳴門市里浦町でこの時期苗の植え付けがピークを迎えている。坂田哲也さんが2.4ヘクタールの畑でなると金時を栽培していて今朝も家族と一緒に30センチほどの苗を一つ一つ手作業で植え付け風で傷まないように紙のシートをかぶせていた。地元のJAによるとここ数年肥料や輸送費などが値上がりしたため、農家のコストは2割ほど高くなっているが、価格に転嫁できず経営を圧迫しているという。なると金時の苗の植え付けは今月下旬まで続き、7月から収穫が始まる。