海浜鉄道は茨城県ひたちなか市の第三セクター。ひたちなか国営ひたち海浜公園方面への延伸について、国が事業の前提となる工事の認可を行った。全国的にも厳しい経営の地方鉄道では極めて異例。通学に便利な新駅の設置や利用を促進しし黒字化を達成。路線をこれからも継続的に維持していくために、海浜鉄道が選んだのが「鉄道の延伸」。国営ひたち海浜公園の来園客に目を付けた。鉄道延伸によってより多くの需要獲得につなげたい考え。新たな工業団地の整備計画。大手企業による半導体関連工場の建設が進んでいる。吉田千秋社長は「市民の期待が大きいので、期待に応えられるように頑張っていきたい」とコメント。この区間の事業費は59億円余りで、海浜鉄道側が18億円、自治体側が41億円余りを負担。2030年の開業を目指している。