先週木曜日、ふるさと納税サイト「さとふる」が今年の返礼品人気ランキングを発表。第1位に輝いたのは、北海道・紋別市の「オホーツク海産ホタテ」、6年連続1位。2位岩手・花巻市「厚切り牛タン塩味」、3位山梨市「シャインマスカット2房」、4位宮城・気仙沼市「訳あり銀鮭切身」などが続く中、5位静岡・富士市「プレミアムトイレットペーパー」、6位栃木・小山市「ボックスティッシュ60箱」と日用品が初めてトップ10入り。さとふる・青木大介副社長は、「物価高がふるさと納税のお礼品選びにかなり影響を与えておりまして、より日常使いできる物が選ばれている傾向がある」とコメント。一方で課題となっているのが都市部の自治体での「税の流出」。東京23区は、ふるさと納税制度の見直しを求めているものの、相次いで返礼品サービスをスタート。千代田区では、ふるさと納税による流出額が区民税の1割にあたる約20億円まで増加。住民税の流出に対応するため、先月から返礼品の提供を開始。都市部のふるさと納税参戦が相次ぐ中、どう反転攻勢に挑むのか。