大阪ヘルスケアパビリオンで展示されている「ミートメーカー」は、3Dプリンターを使って培養肉を作る未来を想像してつくられた。肉の種類や脂の量を選び、3Dプリントする。大阪大学などで実際に進められている研究でつくられた牛肉の培養肉も展示。牛の筋肉などの細胞を培養し、3Dプリンターで繊維状に形成。いくつも束ねて塊にすれば、さしの入った牛肉が完成する。食料不足などの解決策になることが期待されている。培養肉を焼いて香りを体験するイベントが7月に開催予定だ。バービーは、畜産などにおける問題も解決できるかもしれない、安くすむとありがたいなどと話した。NTTパビリオンでは、ふれあう伝話を展示。約600m離れた人と映像や音声に加え、振動を送り合うことができる。新たなコミュニケーションを体現している。次世代の情報通信基盤「IOWN」によって実現したもので、従来の通信技術と比べて遅延が大幅に減少し、振動がリアルタイムで伝わり、離れていても触れているような感覚を味わえる。会場から約30キロ離れた関西国際空港と結ぶ「ふれあう伝話」も設置し、海外からの来訪者とハイタッチでつながることができる。