先週月曜日に88歳で亡くなった楳図かずおさん。1955年に漫画家デビューし「猫目小僧」や「おろち」などヒット作品を次々と生み出し、恐怖漫画という新ジャンルを確立した楳図さん。1975年には映画やドラマにもなったSF恐怖漫画「漂流教室」で小学館漫画賞を受賞。さらにギャグ漫画の分野でも才能を発揮。無邪気な幼稚園児を主人公にした「まことちゃん」は大ヒットし楳図さんの代表作になった。主人公の「グワシ」というセリフとポーズは子どもたちが真似するなど社会現象にもなった。生前楳図さんは漫画づくりについて「生みの苦しみは本当に大変な苦しみではじめの頃は必死で考えていた」などと話していた。去年、マンガ文化への貢献が称えられ「第27回 手塚治虫文化賞・特別賞」を受賞していた。突然の訃報に芸能界にも悲しみの声が広がっている。葬儀は関係者のみで執り行われたという。