けさの日経平均株価は、175円高でスタートし、アメリカ次期政権の規制緩和への期待などを背景に、ナスダックが5日ぶりに反発し、ハイテク株の一角や自動車株などが買い戻され、一時300円近く上昇した。このところ買われていた海運などには売りが出て、上げ幅は一時25円高まで縮める場面もあった。18日ののニューヨーク株は、利下げ観測が後退し、ダウは3日続落の一方、ナスダックとS&P500は上昇した。水曜日のNVIDIA決算を控えて、様子見の動きとなった。ドル円は、154円台で落ち着いている。欧州3指数は、まちまちの引け。日経平均は、200日移動平均を割れ、総合乖離も11月1日以来のマイナスとなった。25日移動平均もすでに割れていて、チャートの形はよくない。唯一保っている75日移動平均を割れると、一時的に売りが出そうで、警戒して簡単には買えないという投資家も多いようだ。現在は3万8400円台となっている。ニューヨーク同様、きょうはNVIDIAの決算待ちの様子。名古屋で行われた日銀の植田総裁の講演では、利下げに対する明確な言及がなかったことで、日本の10年債利回りは1.07%で止まっている。アメリカ10年債利回りも4.4%で止まっている。日本のデフレ脱却相場は足踏み状態だが、メガバンク3行は強い動きで、デフレ脱却相場の大きな流れは変わっていないとみられるという。みずほFGはきょう、連日でことしの高値を更新している。ゼンショーホールディングスは、5日続伸、連日でことしの高値更新。傘下の牛丼チェーン・すき家が値上げを発表した。