アジア大会 愛知 名古屋 女子100mハードル。福部真子と中島ひとみがワンツーフィニッシュを飾った。この種目では44年ぶりの金メダルとなる。福部は2年前から原因不明の病気「菊池病」を発症していた。「菊池病」はリンパ腺の腫れ、発熱、関節の痛みなどを伴う病気。しかも体脂肪率が低くなると免疫力が著しく低下し症状が悪化する、アスリートとしては悩ましい病気だった。高校時代は天才と称され期待された福部だったが、大学・社会人と大スランプに陥った。しかし地元・広島で新たなコーチ、尾崎雄祐さんと出会い才能が開花し始める。そして1年半後の日本選手権で9年ぶりの日本一に輝いた。さらび世界陸上オレゴンで日本新記録をマーク、さらにその年自身の記録を大幅に更新した。「菊池病」を発症したいのはその絶頂の最中だった。だが福部は持ち前の前向きの姿勢でゆっくり前進していく。さらに同学年のライバル、中島ひとみの存在も刺激になった。この時期自己ベストを更新していく中島だが、福部のいない大会が“本当の優勝ではない”と語っていた。去年の日本選手権では中島と福部が2位3位を占めた。2人は揃ってテレビ番組に出演することも。そしてアジア大会2026。お気に入りのネタ、ゆってぃの「ワカチコ」を連発して緊張をほぐす福部、絶好調の中島。結果は福部が金、中島が銀を獲得した。福部は「競技人生で最高のレース」中島は「すてきな負けだった」とコメント。
