天童製麺 中華そばに密着。午前3時、仕込み作業が続く中、皿洗いを始める人が。従業員かと思いきや客。ボランティアで皿洗いをしているという。この店で使用しているのは好き嫌いがハッキリ分かれる極太ちぢれ麺。実はこの麺を作っているのは伊藤さんの実家。伊藤さんは20歳の頃から実家の製麺所で働いている。しかし、作っているのはラーメンの麺ではなく日本蕎麦の麺。伊藤さんは日曜営業のラーメン店のために週1で往復3時間かけて山形県天童市から通っている。始まりは20年前、伊藤さんの両親がゆりあげ港朝市に蕎麦店をオープン。当初は両親と伊藤さん夫妻で店に立っていたが、朝市に空き店舗ができたことをきっかけに念願のラーメン店をオープンさせたという。午前5時、アルバイトも出勤して開店準備もラストスパート。ボランティアの手伝いもあり、予定より45分早い午前5時15分に開店。開店時には行列は46人になっていた。開店から6時間経っても行列は途切れず。午前11時、この日最後の客を送り出して、アルバイトたちと朝メシへ。この日の朝メシは両親が働く店の蕎麦だった。
住所: 宮城県名取市閖上5-23-20