アイリスオーヤマはコロナ禍の2020年、世界的に不足していたマスクの国内での大量生産に乗り出しヘルスケア事業を拡大した。しかし、コロナの収束後は売り上げが落ち込んでいる。こうした中、来年前半をメドに赤ちゃん用紙おむつの生産に参入すると発表した。少子化で国内の赤ちゃん用おむつの需要は減少傾向にあるものの、単価の上昇や独自の販売網を活用したシェア拡大で利益を見込むほか、海外での販売なども視野に参入を決めたという。2030年までに赤ちゃん用おむつの売り上げを100億円にまで伸ばし、ヘルスケア事業全体を押し上げる計画。