随意契約で流通した備蓄米が宮城・亘理町にあるアイリスオーヤマの工場に届いているが、加谷氏はテレビ番組を見た人が週末に買い物に向かうことから上手な戦略ではないかとコメント。5月26日に随意契約を巡るオンライン説明会が行われると説明会の途中にも申し込みを行ったという。そして27日に社長決裁を経て小泉進次郎農林水産大臣とも契約を行った。アイリスは自社工場から流通までの機能を有していて、2011年の東日本大震災で本社が被災する中、2013年には農業復興の側面から精米事業にも参入するなどして体制を整えていたことで迅速な対応は実現したと見られる。6月1日に搬入され2日には店頭での販売も開始予定となる。早ければ通販サイトでの予約分は6月3日には配達完了となる見込み。担当者は2022年度産について味は食味試験で問題ないと確認していると話したうえで、1万tの入荷スケジュールはまだ決まっておらず臨機応変に対応したいとしている。