1989年、アイルランドで宝くじの必勝法の本が発売された。著者はステファン・クリンツェヴィッチ。ステファンは小さい頃から数学的な才能に恵まれ会計士として働いていたが、投資話にだまされ破産してしまった。ちょうどその頃、アイルランドで宝くじが始まった。宝くじを作ったのはレイ・ベイツ。ロトくじは1から36までの数字が描かれたボールの中から6つの数字を予想する。この組み合わせは全部で約200万通り。ステファンは全通り購入すればいいという。年に数回行われる増額キャンペーン。この期間中は4つの数字を当てるマッチ4の賞金が約6000円から約2万円に増額される。これが狙い目。この期間に宝くじを全通り購入するとマッチ4の当選金額だけで購入金額の75%を回収できる。これにジャックポットの賞金も加えれば大金を手に入れることができる。ステファンはマークシートを用紙を集め、マークシートをかき始めた。さらに、21人の共同購入者を集めた。1992年5月の水曜日、実行することになった。
