首里城焼失から4年、2026年の完成を目指す復元工事に携わる宮大工に注目。福岡県出身の小松さんは、幼い頃から段ボールなどで家を作って遊ぶことが好きだったが、中学3年生のときに修学旅行で訪れた京都・奈良の建物と、多くの人が惹きつけられる様子をみて、高校卒業後に伝統建築を学べる専門学校へ進んだ。小松さんは「学生が本物を触りながら修理させてもらえるのが魅力だった。」と話した。小松さんはその後卒業後に国宝や重要文化財の修復などを手掛ける建設会社に入社。去年棟梁からの推薦で首里城復元チームに加わった。一瀬さんは「機会の使い方も日に日に上手になってきて、成長しているなと思った」と話した。小松さんは「女の子だからだめとか絶対言われたくないと思って、負けないと思いながらやっている」と話した。なお、復元工事は見学が可能。観光客は「どういった苦労をされているのか、間近で見られるというのは意味があるのではないか」と話した。また小松さんの仕事の様子をみていた父親は「顔つきが大人になった。職人の顔になっているのかなと」と話した。母親は「出てくる言葉が専門用語が増えた。かわいがってもらっているみたいで」と話した。小松さんは家を出る際にもらった母からの手紙が忘れないとの事。小松さんは「立派な大工になったら小さくていいから家を立ててほしいなと書いてあって実現できればいいなと思っている」と話した。日々工事をしていく中で過去と未来を繋ぐ仕事だと気づいたという小松さんは「昔の大工さん施工を知ることが出来るし、それが技術の伝承になる。自分が携わった建物も継承担っていくのが魅力ではないかと思う」と話した。