ある映画を通じて日本の教育を考える。今月、日本のある映画が国際的に権威のあるIDAドキュメンタリー賞の短編部門で最優秀賞を受賞した。日本の作品としては史上初。この作品の基になった映画がある。今月公開された「小学校〜それは小さな社会〜」。東京にあるごく普通の公立小学校を1年にわたって密着。給食の配膳や毎日の掃除を通じ児童たちが協調性と規律を身につけていく日本独自の教育を描いている。この映画は去年の10月以降10か国で上映され、複数の海外の映画祭で賞を獲得した。さらに先週、この映画を基にした短編が米国でアカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞にも選ばれた。この映画がなぜ、世界で注目されているのだろうか。
映画を製作した監督の山崎エマさん。英国と日本にルーツを持ち自身も日本の公立小学校で教育を受けた。ニューヨークで働いたときの経験が今回の映画を作るきっかけになった。映画で描かれたのは日本の小学校の日常。自分たちが過ごす教室は自分たちで掃除する。与えられた役割に責任を持って取り組む児童の姿が世界各国で驚きを持って受け止められた。中でも反響が大きいのが教育先進国として知られるフィンランド。この国では子どもの個性や自由を重視した教育がかえって協調性や規律を失わせたのではないかという声も上がっている。ことし4月に映画が公開されると外国のドキュメンタリー作品としては異例の4か月のロングランを記録。今月には国営放送でも放送された。この映画の共同プロデューサー・ウーティロウスさん。フィンランド国内で教育関係者を交えたトークイベントを企画すると自分たちの教育制度を見直す機会になったなどの声が多数寄せられた。
映画を製作した監督の山崎エマさん。英国と日本にルーツを持ち自身も日本の公立小学校で教育を受けた。ニューヨークで働いたときの経験が今回の映画を作るきっかけになった。映画で描かれたのは日本の小学校の日常。自分たちが過ごす教室は自分たちで掃除する。与えられた役割に責任を持って取り組む児童の姿が世界各国で驚きを持って受け止められた。中でも反響が大きいのが教育先進国として知られるフィンランド。この国では子どもの個性や自由を重視した教育がかえって協調性や規律を失わせたのではないかという声も上がっている。ことし4月に映画が公開されると外国のドキュメンタリー作品としては異例の4か月のロングランを記録。今月には国営放送でも放送された。この映画の共同プロデューサー・ウーティロウスさん。フィンランド国内で教育関係者を交えたトークイベントを企画すると自分たちの教育制度を見直す機会になったなどの声が多数寄せられた。