ゴロゴロっとした大ぶりのニンジンが人気のスープカレー。このスープカレーを看板メニューとして提供する東京・港区のカレー店「スープカリィ厨房 ガネー舎」は、頭を抱えていた。「スープカリィ厨房 ガネー舎」店主・米山幸彦さんは「今(市場に)出ているのは、この半分もないぐらいの小さいニンジン。やっぱり、このサイズはなかなか入ってこない。ピンチですね」「小さいと溶けちゃったりするので、鍋でずっと5時間ぐらい煮るんで溶けないような大きさがほしい」と話し、大きめのニンジンを仕入れにくい状況が続いているという。悩みの種はニンジンの大きさだけではない。仕入れ値も高騰しているそうで、「スープカリィ厨房 ガネー舎」店主・米山幸彦さんは「(1kg当たり)50円ぐらい上がっているかな。(ニンジンが値上がりするとは)思ってなかった。ニンジンに関しては通年入るものなので、そんなに上げ下げないと思っていた」と話す。一方、東京・練馬区のスーパー「アキダイ 関町本店」でも、ニンジンの価格が例年より値上がりしていた。「アキダイ」社長・秋葉弘道さんは「販売価格は大体1.5倍ぐらいかな。平年だと1袋当たり大体500gで128円だけど、今は198円ですね」と話す。野菜の中でも特によく使うニンジンの価格に、買い物客も「ニンジンないと何かしら寂しい」「夏なんか98円ですからね。カレーはニンジン抜き、豚汁もニンジン抜きになるかも」と神経を尖らせていた。
住所: 東京都練馬区関町北1-15-11
URL: http://www.akidai.jp/
URL: http://www.akidai.jp/