「アジア女子大学」は貧困や紛争などの理由で高等教育を受けるのが難しい女性たちを支援する目的でバングラデシュに設立された大学で、東京大学などはおととしから学生どうしが交流する教育プログラムを開催している。ことしは両校の学生合わせて20人余りが参加し、およそ2週間にわたってジェンダーや貧困、紛争などの社会課題をテーマに議論した成果をポスターにまとめて発表した。このうち女性の健康をテーマにしたポスターには生理用品が高価で買えなかったり農村部の女性を中心に生理についての知識が不足していたりするバングラデシュでの課題が挙げられ、東京大学で去年から行われている女性のトイレに無料の生理用品を置く取り組みが紹介されていた。