大手出版日経BPが2024年女性取締役比率ランキングをまとめた。日経クロスウーマン編集長・片野温さんの解説。東証プライム上場企業の女性役員比率を2030年までに30%以上にするという目標を政府が掲げており、もう一つその中間目標となる2025年までに19%という数字も示されている。今回の調査から見えてきたテーマが「生え抜き人材が取締役に」。13位の川崎重工業は女性取締役の数が3人から5人と2人増。そのうちの1人が生え抜き。三菱重工業とIHIでは共に重工業の中での取締役の数が増え女性取締役は12人中2人にとどまっている。2位・アサヒグループHD、アステラス製薬、資生堂では今年2人や3人女性取締役を増やし、その中に1人ずつ社内昇格の生え抜き人材が含まれている。1位は大和証券グループ本社。取締役の男女比が50:50に、女性取締役6人中2人が生え抜き人材。女性取締役がいない会社が今回の調査対象の500社の中では2022年に44社あったのが16社、今年は4社に。ただプライム上場企業全体で見ると1639社中94社もの企業で女性取締役がゼロという実態がある。片野さんは「三菱商事や双日で昨年2人だった女性取締役の数が今年は三井物産と同数の4人に増えてた。今後様々な業界からそういう企業が出てきて、それぞれの業界全体を引き上げて、良い変化つながっていくことを期待している」と話した。
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URL: http://www.astellas.com/jp/
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