- 出演者
- 原田亮介 林修 角谷暁子 川村エミコ(たんぽぽ) ふかわりょう 若月佑美
今夜は給料の中身をのぞき見。
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- 東京大学
初任給について街の人に質問。6万円台から様々だった。使い道については高めのお店に家族を連れて行ったという人も。
今年、様々な企業が初任給30万円超えを発表している。就活中の学生にインタビューすると「モチベーションにはなる、働いた分だけ評価されるといい」「一人暮らしするにあたって生活が楽になる」「就職氷河期の人たちと不公平感が出ちゃう」などの声が聞かれた。
今回は初任給&福利厚生でイマドキのお金事情がわかったスペシャル。ふかわ氏は就職氷河期世代とのこと。川村氏は少し下だが、100~200社受ける時代とのこと。林氏は1989年東大卒業、日本長期信用銀行に就職した。当時、手取りは20万円を切っていたとのこと。学生時代に家庭教師として50~70万ほど稼いでいたという。原田氏は初任給11万円台だったとのこと。
初任給を30万円にする企業の社員にインタビュー。ノジマは約220店舗を展開する家電量販店。ノジマでは初任給だけでなく、平均年収も伸びている。人事の人は「今いる従業員に喜ばれたい。求められるスキル・適正は上がっている、努力する社員を大事にしていきたい」など話した。
2023年に初任給を30万円にした住信SBIネット銀行を調査。初任給が30万円だった社員は「たくさん給料をもらっているからこそ頑張らないといけない」など話した。住信SBIネット銀行は今年初任給をさらに上げ、33万円にするとのこと。また2年目以降の社員の給与も年間平均5.7%アップとなっている。会社によっては3年目の社員より下の社員の基本給が高いという声も聞かれた。
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- 住信SBIネット銀行
初任給30万円について解説。2024年4月入社の大卒総合職初任給ランキング(就職四季報)を紹介。2位「日本M&Aセンター」はコンサルティング会社で40万2750円。1位の企業をスタジオメンバーが予想した。「ABEMA」「ネットフリックス」などが上がった。正解は「サイバーエージェント」、初任給は42万円。2024年3月卒の大学の求人初任給は21万6500円(東京労働局調べ)。サイバーエージェントの初任給42万円は固定残業代を含む年俸制となっておりボーナスがないとのこと。
就職氷河期世代の就職活動について紹介。1993~2004年頃に高校・大学などを卒業し就職した人たちのことで約2000万人。1993年の就職説明会の映像を紹介した。有効求人倍率は0.76倍。1999年の有効求人倍率は0.48倍でさらに低下。今の就業人口の3分の1が氷河期世代で人数が多い。今の若い人には人数が少ないため高い初任給が出せるが、40~50代の賃上げ率は低いとのこと。
世界の月給ランキング1位はスイスで約120万円、物価が高く、マクドナルドのアルバイトの時給は4000円を超えているという。日本は29位で約37万円。林氏は国によっていろんな事情が違うのでランキングがそのままではないと話した。原田氏は経済政策がうまくいけばもう少し順位が上がると話した。
就活生の会社選びのポイントを紹介。福利厚生、給与や賞与、社員の人間関係など。福利厚生は社員が得る給与以外の制度・サービスで、健康保険や年金、労災など法律で定められたものと、通勤手当や住宅補助など企業が独自に取り入れているものがある。
イマドキの福利厚生を紹介。パソナグループでは、本社の中にネイルサロンがあり、ネイリストが常駐している。またフェイシャルエステサロンもあり、福利厚生のポイントを利用することで無料で受けられる。ポイントは仕事やスキルアップなどでもらえる。制度を導入したことで社員の資格取得率がアップし人材育成にもつながっているとのこと。
イマドキの福利厚生を紹介。NSグループは、社員数約900人で4割が20代。福利厚生の一環で全国ツアー遠征連休制度があり、5連休以上の長期休暇を年1回位上取得することを義務化している。
イマドキの福利厚生を紹介。リソースクリエイションは従業員数約100人、平均年齢25歳。帰省時の交通費片道分を補助するホームカミング制度を導入している。利用率は6割以上とのこと。社長は年に1回は実家に帰ってほしいと考え導入したと話した。
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- リソースクリエイション久米島群馬県
林氏は「各会社が工夫し、それぞれにあった福利厚生を実施していることがわかった」と話した。若月氏は元乃木坂46で推される側だったが、会社に内緒で来ていたり、当時集合写真で顔を隠す人もいたという。パソナグループは福利厚生で使えるマッサージルームも完備されおり男性社員が使うこともできるとのこと。
福利厚生をビジネスチャンスと捉える企業も増えているとのこと。「chocoZAPステーション 」は法人向け福利厚生サービスで280社以上が契約している。全国1700以上の店舗を利用可能。林氏は「いい人材ほどやめていってしまう、そういう人たちに残ってもらうためにこういうものを提供しているというのが伝わってきた」とコメントした。
星野リゾート人材獲得の秘策を紹介。やり残したことがある学生のため、入社月を遅らせてもいい制度があり、入社月を4月・6月・10月・2月から選ぶことができる。三島さんは、宮崎県のお茶農家でアルバイトするため10月入社を選んだとのこと。地域の人と関わる経験をしてこなかったため、関わり方や仲良くなる術を身につけるために遅らせたという。
林氏は自分だったら入社月を遅らせると話した。大学の勉強をしたいとのこと。若月氏は物件を考えるとのこと。4月に一斉入社をやっているのは日本くらいだという。欧米では仕事に対し値段が付いており、人がいなくなった時に初めて採用が起きるとのこと。
バンダイではシニア社員の待遇を見直し、年収を約6割引き上げるとのこと。林氏は平均寿命が伸びる中、シニアは昔のシニアより元気だと話した。
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「LIFE IS MONEY」はテレ東BIZ、TVer、U-NEXTで配信中。テレ東BIZでは「LIFE IS MONEY特別版 林会議」も配信中。経験をまじえたアドバイスが好評。最新回は、高輪ゲートウェイシティを手掛けるJR東日本。
林修が考えるシニア雇用の未来についてトーク。源氏鶏太の「停年退職」では定年退職は55歳とのこと。ある程度の年齢で出ていくのが実情に合わなくなってきていると話した。