- 出演者
- 池谷亨 林修 角谷暁子 小堺一機 ビビる大木 大友花恋
オープニング映像。
まずは生活に欠かせない包み「段ボール」。向かったのは春日井製菓。1928年創業の老舗菓子メーカー。つぶグミは1994年の発売以来のロングセラー。つぶグミの段ボールに注目。1箱60袋入りで約5kg。出荷量は1日に約2700箱になることから運搬時にはパレットで積み上げる。
春日井製菓のつぶグミの段ボールの場合、1つのパレットに72箱乗せるので360kgとなり箱にも大きな負荷がかかる。そのため強化段ボールで包む必要がある。段ボールの厚みはJIS規格で決まっていて、JIS規格の範囲の中で強度を出している。
春日井市のナビエース。創業70年、強化段ボールの製造では国内で大きなシェアを誇る。45%は強化段ボールを生産している。様々な梱包材に使用されている。繰り返し使える強化段ボール製コンテナ。海外輸出で使用する容器となっている。金属や木の梱包材の4分の1程度の1~2万円。驚くべきは強度。コンテナは積み上げられることが前提。2箱分の重量に耐える必要がある。強化段ボールに変えることで燃料費や人件費なども削減できトータルで2~3割削減できる。2009年のリーマンショックや2020年のコロナ禍で段ボール生産量が減った。業界の打ち上げは世界経済に連動している。
京都・上京区にある斗々屋。きのこや厚揚げなどがむき出しのまま納品されている。さらに納豆も。老舗の納豆メーカーの藤原食品。普段はパッケージ入りの納豆を作っているが、斗々屋だけ特別に注文を受け銀箱に入れている。斗々屋は量り売りでパッケージフリーの店。だから納品もパッケージなし。包まないことでコスト削減。マイバッグ持参はもちろんだが、お店にも用途に合わせた容器を取り揃えている。有料での貸し出しだが使い回すことを前提にしている。
京都にはパッケージなし・量り売りの店が増えている。酒屋・伏水酒蔵堂では地元の酒がズラリ。京都府は2023年度に清酒生産量全国3位の酒処。この店は日本酒の量り売りをしている。容器やパウチを購入する必要があるが何回でも使いまわし可能。続いて京都・中京区にある味噌の量り売りをする蔵代味噌。全国から取り寄せた40種類の味噌を販売している。最後に訪れたのは京都・左京区にあるシサムコウボウ京都・本店。この店では洗剤の量り売りしている。ペットボトルでもOK。
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京都・上京区にある斗々屋。続いて乾物コーナーの量り売り。最先端のテクノロジーが導入されている。レバーを動かすと黒い物体が動きを感知し量りに送信し、どの商品が入ったか認識する。続いて液体の調味料。リアルタイムで購入料と金額が表示される。量り売りとハイテクを組み合わせることで便利でストレスフリーな買い物に生まれ変わっている。店員さんが色が変わった野菜をピックアップしている。奥の厨房へ持っていき調理を始めた。出来上がったのはカレーライス。実は斗々屋にはレストランを併設。テイクアウトもやっているので売れ残りそうなものや少しだけ売れた野菜の残りなど有効活用している。その結果、売れ残りはなし。2ヶ月に1回、プラスチックごみは大袋2~3個になった。4月には東京に出店。斗々屋ではゴミ自体を出さないようにしているが、出てしまうものがある。生ゴミは有効利用してくれる人に回収してもらい肥料やキノコ栽培に使用される。