アセットマネジメントOne・酒井義隆さんはアメリカの小売売上高について「前月からの減速に関して言うとネガティブにとらえられがちだが、市場予想に比べ上だったということでマーケットにとってはネガティブにはとらえられていない。3月は駆け込み需要があった。反動や90日の延長によるセンチメントが改善してきたということで5月に入り米中関税引き下げなど撹乱要因が多い。これらのマクロデータがトレンドになるという兆しととらえるかニュースにふりまわされただけと捉えるか難しい。アメリカの物価高を背景にした購買力の低下がどのように進行するのか、アメリカの消費の循環がどう起きるのか注目したい」などと述べた。