東京都保健医療局によると、アタマジラミの成虫は2〜3mm、卵は0.5mm。トコジラミはカメムシの仲間で全く別物。アタマジラミの卵は1週間でふ化、ヒトから吸血、かゆくなり炎症も。飛んだり跳ねたりはなく、寄生するのは年齢、性別は関係がない。傾向は、子どもや女の子が多い(国立感染症研究所)。東京都に寄せられたアタマジラミの相談件数は2022年度に202件。アタマジラミは枕、タオル、ブラシを共用することで移動する。満員電車で髪が触れたりジムや銭湯のロッカーなどでも感染する可能性がある。戦中戦後の衛生環境が悪化した時代にDDT(殺虫剤)を吹きかけシラミ・ノミなどを駆除。しかし1971年に使用禁止となり発生件数が増加、1994年度以降は増加傾向だという。初石皮膚科クリニック・木下亜衣子院長によると、早期発見が大事で髪をかきわけチェック。駆除用のシャンプーを使い、目の細かいすきぐしで取り除く。タオルや寝具は60℃以上の温水に5分ほど浸ける。掃除で駆除。洗えないぬいぐるみなどはポリ袋で2週間ほど放置する。森圭介は「コリコリかいてたのが発覚のキッカケだった」などと話している。