イランの核開発をめぐりアメリカとイランの高官協議がオマーンで行われた。交渉を継続する考えで一致したもののイラン側は核開発は平和利用が目的とするなど主張の隔たりも明らかになっていて、双方の歩み寄りは容易ではないとみられている。アメリカ側は各開発の制限を求めるのに対し、イラン側は平和利用が目的と制裁解除を求める。イランのアラグチ外相は互いの立場は近づきつつあり、次の協議は1週間ほど後に行われるとしている。アメリカのウィトコフ中東担当特使はウラン濃縮の完全停止を求める考えを示していたが、これに対しアラグチ外相は協議の説明と矛盾すると反発している。