アトランタ五輪開催中、数万人がいた公園で爆発が発生。全米を震撼させた連続爆発魔。1996年7月27日、アトランタのセンテニアル・オリンピック公園では音楽ライブが開催し約8万人の観客が集まっていた。公園警備員のリチャード・ジュエルが騒ぐ若者を発見し声をかけた。ベンチ下に不審なバッグを発見。警察署にも不審な電話が。バッグの中には爆弾らしきもの。しかし音楽ライブは盛り上がり観客は言うことを効かない。すると不審物が爆発。爆発により111人が負傷、2人が死亡した。事件はアメリカ連邦捜査局が中心となり捜査することに。公園にいた8万人近い人々を調査。班員として目星をつけたのが爆弾の第一発見者リチャード・ジュエル。爆弾から大勢の命を救ったヒーローとして騒がれていた。リチャードの経歴を調べると警察になりすましカップルを勝手に逮捕し捕まっていた。犯行予告の声を分析した結果リチャードの声ではなかった。疑いが晴れるも捜査は振り出しに。1997年1月16日に隣町サンディ・スプリングスのオフィスビルで再び爆発事件が発生。爆弾は1階の産婦人科クリニック前。なんと2発目の爆発が爆発した。駐車造そばの植え込みに爆弾が設置していた。最初の爆弾で人が集まったところ2発目の爆弾で狙った。数名が軽傷を負っただけで済んだ。爆弾を調べると同じ構造の爆弾であると判明。目撃情報を元にモンタージュ画像を作成し容疑者として公開。1997年2月21日、ナイトクラブで爆弾が爆発。時間差で2発が爆発5人が負傷した。程なくして犯行声明の手紙がマスコミ各社に送られてきた。FBIと警察は犯人が標的にしそうな施設を厳重警備。1998年1月29日、中絶手術を行うクリニックが狙われた。学生が爆発現場付近にいた不審な男を尾行していた。さらに学生は車のナンバーをメモしていた。車のナンバーから所有者を特定。ノースカロライナ州に済むエリック・ルドルフだと判明。エリックが暮らす家に突入。もぬけの殻だったが、爆弾を遠隔操作したとみられるコントローラーや爆弾作りに使った部品のレシートを押収。エリック・ルドルフは高校生の頃から社会に対し強い不満を持っていて、過激な発言を繰り返していた。高校卒業後は軍に入隊し爆発物について学んでいた。事件発生から約7年の月日が経過していた。2003年5月31日、保安官補佐がパトロール中、食料品店に潜む男を発見。