今日のテーマは「全米の大学で抗議デモ拡大 参加者が求める“DiscoseDivest”とは」。全米の大学で広まっているガザ紛争に対する抗議デモの様子を紹介。各大学は自分たちの基金を抱えていて、その利益で大学の運営を行っている。寄付は主にOBや企業など。米国大学の基金ランキングTOP10はどれも100億ドル(約1兆5000億円)以上の基金を持ち、また100以上の大学が10億ドル以上の基金を持っている。OBからの寄付で一番集まるのは同窓会。運用は特別な法人に任せていてハーバード大学の運用を見ると公開株や未公開株、ヘッジファンドなど。リターンはS&P500と変わらないこともあるが、1985年~2008年のリターンの平均はS&P500が約12%のところ、ハーバード大学15.23%、エール大学16.62%のスーパーパフォーマンスをみせたこともある。回のデモは大学基金に対して投資の撤退を求めていて、過去には南アフリカのアパルトヘイトに抗議のデモが行われ、1980年代に多くの大学や投資ファンド自治体などが南アフリカとの取引企業から投資を引き揚げた。また最近は化石燃料への投資のへの反対が行われていて2021年にはハーバード大学が化石燃料投資の中止を発表している。今回のデモで投資が引き上げられた場合のマーケットへの影響はほとんどないとみられているがイメージの面では企業側は嬉しくないはずとのこと。パックンの視点は「金利と倫理」。投資は影響力を持つものなので倫理も込みの投資に大学基金に考えていただきたいなどと話した。