日本人最長7季目を迎えるレイカーズの八村塁(27)。八村に日本テレビが単独インタビュー。NBAは全選手の平均在籍期間がわずか4~5年。土曜日にはブルズと契約していた河村勇輝がケガの影響もあり解雇されるほど厳しい世界。入れ替わりが激しい名門レイカーズでの在籍年数は上から3番目の八村。その裏でアジア人の壁を感じた時期もあったそう。八村選手は「アメリカからすると他の国のバスケ選手なんて下手だと思ってる。彼らからしたらプライド」と話す。それでもアジアを代表して戦い続けた八村。昨シーズンにはNBAで本契約を結んだ450人のうちアジア人は八村ただ1人。そこで戦い抜けた考え方があるという。八村選手は「日本人から言うと謙虚さが大事と言われるが、日本とアメリカと捉え方が違う。覚悟が半端ない。死ぬ気で来てる。バスケがなかったら人生終わりで来てるので、そういう人たちと戦うためには俺!俺!って行くぐらいじゃないと上までいけない」と話した。さらに他競技にはない壁もあるという。八村選手「野球とは違う。野球はタイムアウトがあって時間があってなので。通訳する時間がある。バスケは全然違う。絶対に難しい。無理」と話した。日本で生まれ育った八村は、アメリカの大学に入学するまで英語が話せなかった。様々な壁をはねかえし、世界最高峰にたどり着いた八村。貴重な経験を伝えるべく、この夏日本の子どもたちのためにキャンプを開催した。キャンプでは八村が子どもたちに直接指導していた。さらに開催したもう一つの理由が「日本からNBAで活躍してくる選手がもっと増えてほしい」からだそう。自身が思う成功について、「僕のキャリアが成功かはその後に続くか。続かないか。僕がその道を切り開いていることは自覚しないといけない」と話した。
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