今月、愛知県にある鍵山優真選手の練習拠点、五輪シーズンに入った鍵山選手を訪ねたのはトリノ五輪・金メダリストの荒川静香さん。大切な今シーズンについて話を聞いた。今年の作戦について聞くと「今季すごく意識しているのはプログラムの完成度・質。常に自分のベストを更新できるように頑張りたい」と語った。鍵山選手は日本男子の新時代を担う存在。最強時代が続く日本男子フィギュア。羽生結弦さんと宇野昌磨さん、鍵山選手は2人のメダリストの背中を追いかけてきた。偉大な先輩たちと出場した3年前の北京五輪。18歳、日本選手の3番手としてのびのびと演技を披露し、初出場で銀メダルに輝いた。「北京の自分は最強だった」と話す。しかしその後、羽生さん・宇野さんはプロに転向し、鍵山選手に“日本のエース”としての重圧がのしかかった。「エースとして完ぺきな演技を、結果を」と強く思えば思うほど精彩を欠いた。昨シーズンの世界選手権は3位と本人にとっては悔しい結果だったようで「自分の良さが消えた」と話した。昨シーズンを終えた後最強だった北京を振り返り、「楽しんでいた」ということに気づいた。そんな鍵山選手の強みについて荒川さんが分析。得点源の4回転ジャンプはスピードと高さで加点が見込める。また、スピン・ステップなども高評価を受けている。完成度の高さを武器に2度目の五輪に挑む。「ミラノ・コルティナ五輪で叶えたい夢」について聞くと鍵山選手は「北京五輪では銀メダル。それよりも良い結果を出したい。金メダルが目標」と語った。
今年5月、シーズンを前にプログラムを振り付けた。一方、振付師が提案した楽曲に鍵山選手は「え?と思って、マジかと思った。これ自分が滑るのふさわしいのだろうかって。荒川さんのイメージが凄く強いので」と話す。実は鍵山選手のフリーは19年前に荒川さんがイタリア・トリノ五輪で金メダルに輝いた「トゥーランドット」。「イナバウアー」が大きな印象を残し、日本フィギュア界初の金メダルをもたらした楽曲。トリノと同じイタリアで開催される五輪。鍵山選手の「トゥーランドット」の見せ場はやはり「イナバウアー」。「トゥーランドット」の先輩・荒川さんへ鍵山選手は「トリノでイナバウアーをした瞬間はどのくらい気持ちよかった?」と質問し、「あの瞬間だけが色々(歓声が)聞こえた。あそこだけは本当に『オリンピックに来たんだ』という心地よさを感じた」と答えた。鍵山選手は「イナバウアー=荒川静香さんという代名詞のような印象のある瞬間だったと思うので、僕も代名詞にできるよう頑張りたい。金メダルという目標に向かっていま過ごしている時間を大事にしていきたいし、最終的には“楽しんだもん勝ち”ということで全てを楽しんで行きたいと思う」と話した。ミラノ・コルティナ五輪まで100日、22歳・2度目の大舞台で頂点に挑む。
今年5月、シーズンを前にプログラムを振り付けた。一方、振付師が提案した楽曲に鍵山選手は「え?と思って、マジかと思った。これ自分が滑るのふさわしいのだろうかって。荒川さんのイメージが凄く強いので」と話す。実は鍵山選手のフリーは19年前に荒川さんがイタリア・トリノ五輪で金メダルに輝いた「トゥーランドット」。「イナバウアー」が大きな印象を残し、日本フィギュア界初の金メダルをもたらした楽曲。トリノと同じイタリアで開催される五輪。鍵山選手の「トゥーランドット」の見せ場はやはり「イナバウアー」。「トゥーランドット」の先輩・荒川さんへ鍵山選手は「トリノでイナバウアーをした瞬間はどのくらい気持ちよかった?」と質問し、「あの瞬間だけが色々(歓声が)聞こえた。あそこだけは本当に『オリンピックに来たんだ』という心地よさを感じた」と答えた。鍵山選手は「イナバウアー=荒川静香さんという代名詞のような印象のある瞬間だったと思うので、僕も代名詞にできるよう頑張りたい。金メダルという目標に向かっていま過ごしている時間を大事にしていきたいし、最終的には“楽しんだもん勝ち”ということで全てを楽しんで行きたいと思う」と話した。ミラノ・コルティナ五輪まで100日、22歳・2度目の大舞台で頂点に挑む。
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