オルバン氏は民主主義国家でありながら独裁的な手法で長期政権を築いてきた。選挙で民主的に権力を握った後、司法の弱体化、メディア統制、選挙制度の変更などを行い民主的制度を骨抜きにすることで政権の座を強固にしてきた。このオルバンモデルをヨーロッパ各国の右派勢力が手本にしようとする動きがあった。スロバキアのフィツォ首相は右派政党と連立を組み強権的な性格を強めている。2024年、公共放送を政府の影響下にある国営放送に改編する法案を可決。ドイツのAfD・ワイデル共同党首は去年2月に反移民政策を進めるオルバン政権を「主権と独立の象徴」と称賛。今回の選挙でアメリカのトランプ大統領とバンス副大統領は熱烈にオルバン氏を応援していた。アメリカの反トランプ団体はオルバン氏の敗北を歓迎。しかし、イギリスの有力紙、ガーディアンは「今回の結果はEUの調和やウクライナの支援には影響を及ぼすだろうが、権威主義の終焉を告げるものになる可能性は低いだろう」と楽観視してはいけないと警鐘を鳴らしている。
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