きょうのテーマは「パンドラの箱開封?16年ぶりの国勢調査」。インドでの国勢調査は前回は2011年、通常10年ごとに実施されるが新型コロナ流行などを理由に先送りされてきた。2023年国連がインドの人口が中国を抜き世界一になると公表したが、インド政府は正確な数字を把握できず公式声明は出していない。国勢調査は約300万人の調査員が1年をかけて戸別訪問し、スマホのアプリで収集した内容をデジタル化。正確な人口把握のほか国民の生活水準を聞き出す質問もあり、約100年ぶりに「カースト」についても実態調査を行う。全人口の約4割を占めると言われるOBCは選挙の勝敗をかけて政治家が優遇してきた。前回の国勢調査ではヒンズー教徒の人口比率が80%よりも低下し、イスラム教徒が14%を占め増加傾向にある。さらに6歳以下の男児1000人に対し女児は914人だった。インドでは結婚式の際に妻側が夫側に財産を持参する習慣「ダウリ」が残っていて、経済的負担になるため女児を忌避する傾向がある。今回の国勢調査は時代錯誤の課題やタブーが詰まったパンドラの箱を開ける可能性があり国際社会から非難される可能性もあるが、真の近代化に調査結果を活用できるかどうかが今後のインドの発展にかかっている。
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