2026年5月18日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京

Newsモーニングサテライト
【米中首脳会談の米景気と市場への示唆】

出演者
矢内雄一郎 佐々木明子 平出真有 藤井由依 齋藤陽 堀古英司 門田真一郎 矢作大祐 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
経済情報

今週はFRBの新議長就任やエヌビディアの決算など注目予定が控えている。NY株式、株式先物、米10年国債、ダウ、ナスダック、S&P500、為替の情報を伝えた。

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パウエル氏が議長代行

FRBのジェローム・パウエル氏の議長としての任期は15日に満了したが、後任に指名されたケビン・ウォーシュ氏が議長に就任するまで議長代行として職務にあたることが明らかになった。ウォーシュ氏は今週にも宣誓式を経てFRB議長に就任するとみられている。

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アメリカ 製造業景況感 予想大幅に上回る

15日に発表された5月ニューヨーク連銀製造業景気指数は19.6で、前の月から8.6上昇した。4年ぶりの高い水準で市場予想を上回った。項目別で見ると新規受注が前月比3.4ポイント、在庫が4.6ポイントそれぞれ上がった。また、物価高を背景に支払価格が11.6ポイント上昇した。一方、雇用は1.5ポイント低下した。

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スペースX 来月上場へ

スペースXが早ければ来月12日にナスダック市場に上場するとロイター通信が報じた。また、上場計画を来週20日にも公開する見通しだとしている。スペースXは調達額750億ドル、時価総額1兆7500億ドルに上る過去最大のIPOを目指している。

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日銀・氷見野氏「決済システム 多角的検討を」

ゲストは大和総研・矢作大祐、バークレイズ証券・門田真一郎。注目のニュースについて門田は日銀・氷見野副総裁が講演にてステーブルコインが社会で普及した場合の預金との「単一性」について指摘したことをあげた。門田は「銀行とか共同でステーブルコインの開発とかを進めているので将来の仕組みとして注目は高い」などとコメントした。

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きょうのマーケット
経済情報
今週の為替は

バークレイズ証券・門田真一郎による解説。ドル円予想レンジは156.40円~160.00円。再び158円台に上昇してきたということで、介入への警戒感が続く週になると見ている。注目ポイントはウォーシュFRB新議長とドル円。利下げを主張してきたトランプ氏が指名した議長ということで当初は利下げによるドル売りに対する期待も一定あった。ウォーシュ議長というのはバランスシートの縮小の方にフォーカスしてきた議長であり、ドル高円安リスクの方に最終的になっていくとみている。狙いはバランスシート縮小・短期化は長期金利の押し上げ圧力につながり利下げが正当化されるという研究もFRBからは過去にも出ている。円の名目実効為替レートは米国株式リスクプレミアムと連動性が高く、株高、原油高を受けた利上げによって押し上げ圧力がかかる可能性がある。

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10年国債

10年国債を伝えた。

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経済情報
きょうの株は

三菱UFJアセットマネジメント・小島直人による解説。日経平均予想レンジは61500円~62000円となっている。企業の決算がほぼ出揃ったが全体としては企業価値の継続的な向上が確認できた。中でもAI投資の恩恵が広がりを見せている。今週はエヌビディアの決算も控えている。注目ポイントは「日本のポップ・コ(ー)ン・テンツ株。国内のグロース株はAI関連に注目が集まっているが出遅れているグロース株もある。中でもコンテンツ関連株はしばらく休んでいるのでポップコーンのように弾ける展開になるか注目している。26年度はグロース株がバリュー株を上回っている。コンテンツ8社は全体として今後もしっかり成長していくとみている。政府もコンテンツ産業を重視し始めている。コンテンツ振興に関する日本政府の予算(経済産業省)では関連予算がここ数年で増えている。背景には韓国コンテンツの世界的な成功がある。

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(ニュース)
米中 一部関税引き下げで合意

中国商務省は先週行われたアメリカ・トランプ大統領と中国・習近平国家主席による会談を受け、米中が一部品目に関して「同規模」の関税引き下げで原則合意したと説明している。詳細は新たに設立する「貿易委員会」で協議されるという。また、米国産牛肉の輸入拡大の取り組みや米国からの航空機購入に関しても合意したと表明している。ただ、米国側は中国がボーイング社の航空機200機購入に同意したとしているが、中国側は詳細を明らかにしていない。

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対米協議再開に向け調整

アメリカとイランの停戦交渉を仲介するパキスタン・ナクビ内相は16日、イランを訪問し、停戦協議の再開に向けてイラン・モメニ内相と意見交換を行った。イラン側がアメリカから対話の継続を望んでいるとするメッセージを受け取ったとしている。内相会談で2国間の陸上貿易と輸送の促進で一致したと現地メディアは伝えている。

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気象情報

全国の気象情報を伝えた。

今週の予定
20日(水)アメリカ 4月FOMCの議事要旨/21~22日 日銀・債券市場参加者会合

矢作の注目の予定はFOMCの議事録。矢作は「市場にとってはFOMC内でどの程度の値上げの可能性を議論していたかが注目点となる。2026年12月末までの利上げ確率はほぼ50%まで上昇している。実際には景気への下振れリスクは高まっている。実質賃金は前年度比でマイナスとなっている」などとコメントした。日銀・債券市場参加者会合について門田は「徐々に月次の買入額を増やしている」、「日本の金利では上昇圧力になりやすい。若干ですけど円の支援要因になり得る」などとコメントした。

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プロの眼
米中首脳会談後のアメリカ景気と市場

先週、トランプ大統領が約9年ぶりに訪中し、習近平国家主席との首脳会談を行った。矢作は「全体としては米中間の対立が続いてきた中で首脳同士のホットラインが機能している点は安心材料かなと思う」などと話した。具体的な注目点は3つになる。1つは関税のさらなる合意。2つ目は外交問題の安定化に向けた協力。3つ目は規制・制裁の緩和。1つ目の関税は相対的に協力しやすい分野。2つ目と3つ目に関しては安全保障も絡むため、合意の難易度が高い分野。関税に関しては2025年10月の釜山での米中首脳会談の完全合意に続いて、さらなる深堀りが出来るかが注目点だった。米国政府はイランとの関係が近い中国に対して、イランに圧力をかけて欲しいというような要望があった。アメリカ経済や市場への影響について「ポジティブな点としては関税の引き下げがある」と話した。

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モーサテサーベイ
モーサテサーベイ 5月15日~17日

モーサテに出演する専門家が経済の先行きを独自の分析で予想。日経平均株価の今週金曜日の終値。中央値は61800円と先週末から400円ほど高い水準。62600円と予想した高千穂大学の内田さんは「アメリカ、イランの停戦交渉は依然として余談を許さないが、米中間の関税の引き下げを手掛かりにいくらか持ち直す」とした。松井証券の窪田さんは60000円と予想。「金利上昇が株式市場を冷やす局面となる」とみる。ドル円相場の今週末の終値の予想。中央値は159円ちょうどだった。同じく159円と予想した第一ライフ資産運用経済研究所の西濱さんは「ゴールデンウィーク期間中の介入の効果がすでに剥落する中、口先介入が増加することが予想されるものの、市場が「弾切れ」を見透かすかたちで円安圧力が強まる流れを断ち切れない」とコメントしている。新たなFRBの議長にウォーシュ氏の就任が固まったが、年末のアメリカの政策金利の見通しを尋ねたところ、「現状維持」が最も多い回答となった。「現状維持」と回答したかんぽ生命保険の中空さんは「苦肉の策。トランプ大統領は金利を下げさせたいが物価が上がるはずだから」と分析している。0.5%の利下げと予想した大和証券の木野内さんは「住宅価格の上昇率が鈍化しているので家賃・帰属家賃は夏頃から大きく鈍化する公算」とした。

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(ニュース)
“大陸ビジネス”支える「台商」

先週の米中首脳会談では台湾問題をめぐる温度差が改めて意識された。中国南部の福建省は台湾の統一を目指す中国政府にとって重要な場所。台商の多くがここに拠点を構える。福建省にビジネス拠点を置く台湾出身の康永明会長。健康食品の企業を経営し2年前、大陸側に進出。日本円で約4600万円を投資し、高級ミネラルウォーターを販売している。中国の台湾政策のテーマは「融合」。「両岸」と呼ばれる大陸と台湾をめぐっては4月、習主席と台湾最大野党の中国国民党トップとの会談に合わせ、中国当局が「両岸」協力の措置を発表。台湾産農産物の輸入拡大や中小企業の市場開拓への支援などが盛り込まれた。台湾経済界の一部は「台湾側の利益になるものは開放すべき」だと主張。台湾の民進党政権は反発し、中国側の措置に同調するような動きに警戒を呼びかけている。先週、北京で行われた米中首脳会談。台湾側からの中国への投資は減少傾向に。対外投資全体に占める割合も83.8%から3.8%まで低下した。専門家は中国への投資の縮小は今後も続くと指摘する。

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中継「台商」の動きにどう影響?

中国福建省アモイ市から中継で山口が伝える。米中首脳会談は台商にとって将来的な安全が担保されなかった形。トランプ大統領は「台湾の独立を望まない」と発言、台湾への武器売却をめぐり明言を避けている。またエヌビディア製AI半導体「H200」の中国納入が進まない現状について「中国が自国で開発しようとしているからだ」などと中国側を突き放した。電子産業は台湾による対中国投資で最大比率だが、トランプ氏の発言はハイテク分野における“分断”が根本的解決が難しいことを鮮明した。台湾のハイテク分野を代表する企業は成熟技術を中国に残し、先端技術は中国国外へ分散していて、この動きはさらに加速しそう。台湾の頼政権は「非レッドサプライチェーン」を打ち出している。アモイ市では新たに空港と橋を建設中で、投資額は計1000億元。台湾当局によると去年、連絡が取れなくなったり事情聴取や行動制限を受けたりした人が221人と前年の4倍になった。

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