木野内さんはきょうの経済視点に「経済政策パッケージ」と挙げ、「今回の選挙で残念だったのは、お金の話に終止して経済政策の深みがまるでなかったこと。ぜひ今からでも遅くないので、日本の経済をどういうふうにしていくのかということをパッケージとして考えられることを打ち出してもらいたい。出口調査を見ると、20代・30代の方が結構自民党を批判したり投票率が落ちている。アベノミクス以降で社会に出られた方で、就職も投資もうまくいった人たち。そういう人たちにちゃんと受け入れられるような政策パッケージを打ち出してもらいたい」と話した。植野さんは経済視点に「日銀タイム」と挙げ、「今週の日銀会合では政策金利はおそらく現状維持で、今回の会合はサプライズにならない可能性が高い。ただ、G7の中央銀行で金融政策の発表時刻を決めていないのは日銀だけなので、日本では年に8回も日銀会合の日の昼前後に市場関係者が何時間も何もできなくなり、生産性が著しく低下するという”日銀タイム”がある。だから絶対に乗り遅れちゃいけない飛行機の出発時刻を見たら、『11時過ぎ~13時過ぎ』というあいまいな予定になっていたらみんな困ると思うんです。逆に言うと日銀さんが発表時刻を決めるだけでマーケット関係者の仕事効率は著しく改善するので、今後是非検討していただきたい」と話した。